年末のご挨拶
GARAGE MARIO のイチオシにしてイチバンのPORSCHE 911です。ソリッドホワイトのボディにタンレザーのインテリアの組合せがチョッとこだわりです。
モノトーンのシンプルさが清さを、いかにもレザーらしくも明るい色彩が華やかさを、醸し出しています。PORSCHEは走りだけでは無く、様々な仕様が造られた長い歴史のあるブランドです。
911といえば、現行型(タイプ991)になってから街で見かける機会が多くないですか?
旧型(タイプ997)と比べると、PDKのお陰で購買層の間口が広がった為か、
ボディカラーをはじめとするバラエティーが豊かになった気がします。
それは必然から生まれたリアアクスルのワイドトレッド化がもたらしたグラマラスなリアフェンダー、
空力を意識してスラントを強めスムーズなアウトラインを描くフロントまわりが、
機能一徹な911のムードを格段にスタイリッシュに、
「無駄がない」デザインから「美しい」デザインへ格上げされたと言っても良いと思います。
しかし、ハンドルを握ると良い意味でその印象は裏切られます。
まずドライバーズシートから見える眺めはまさにシンプルそのもの。
でもこれが実に具合いが良く、ドライブを邪魔しない見事な配置。
人間工学とか理屈っぽくない見た目がPORSCHEらしい。
運転すると、何度乗ってもブレのないレスポンスの良さについニヤケてしまいます。
アクセルを踏み込むたびに、バックミラーに写り込む大きく膨らんだフェンダーの存在を意識させれられ、
こんなクルマ無いよな~と911のオーラがビンビン伝わる、楽しい瞬間。
でもイマドキの911は気むづかしいところが一切なく、ジェントルな印象すら感じます。
まさに意のまま、とはこういう事なのでしょう。
過不足なく、その時々に必要なだけドライバーの感性に寄り添う様に…
911は高性能のイメージから結果的に運転の好きな男性の圧倒的な支持を集めていますが、
GAREGE MARIOが扱うMINI ,ディフェンダー ,ゲレンデと同様に誰からも愛されるクルマです。